五山の送り火
~船形万灯籠~
8月16日京の夏の夜空を彩る風物詩のひとつである五山送り火。私(龍野)の住んでいる京都市北東部西加茂の船形万灯籠についてレポートいたします。
西方寺の開祖、自覚大師が847年(承知14年)、唐留学の帰路で暴風雨にあったが南無阿弥陀仏を唱え、無事帰国できたことから、その船を型どって送り火を始めたとも伝えられます。大きさは、たて約130m、よこ約200m。精霊を乗せて送る精霊船とも呼ばれ、船首は西方浄土に向いているといわれています。西方寺ご住職が鳴らす鉦を合図に点火。山で火をつけて走るのは五山でもここだけ。送り火終了後、幽玄であり厳かな「西方寺六斎念仏」重要文化財が行われます。









お盆に迎えた「お精霊さん」を送り出したと感じることができる、大切な行事であることを再認識しました 。送り火や六斎念仏などの行事は、保存会メンバーにより継承されているとのこと。人から人へ伝えられる文化、末永く受け継がれることを祈念したい。ひとつの夏の節目を終え、次への新たな気持ちに切り換える好機としてゆきたい。
有職司 龍野 信也














